おっさんと年相応
おっさんは言うまでもなくおっさんだ。
おっさんの周りにはおっさんと歳があまり変わらないおっさんとおばさんがたくさんいる。
歳の割に若く見える人もいれば年相応の人、歳の割に老けて見える人、いろんな人がいる。
おっさんは白髪である。
幸い薄毛にはまだなっていない。
おっさんは髪を染めたことがない。
何故なら年相応だからだ。
他人からどう見られてようと関係ない。
いまさら黒く染めても何も生まれるものがない。
他人から見られる仕事の人、例えば俳優や元アイドルなどはきっと大変だろうなと思う。
ファンのイメージを壊すことになる。
おっさんの周りには、俳優でも元アイドルでもない人で、いわゆる若作りしている人がいる。
誰もあなたを見てませんよ。
髪を黒く染めたり、厚化粧したり、カツラをしてみたり。
おそらく、自分のポリシーだろうが、今更モテたいとか、あの人歳の割に若いね、とか言われて、何か得することがあるのだろうか?
おっさんは、むしろ若作りの人を、痛々しく感じてしまう。
若くして老けて見える人や、病気でそう見える人は、若く見せなければ、と思う気持ちが理解できる。
おっさんくらいの歳の人には、ありのままの姿でいて欲しい。
それが、年相応。
年相応に逆らうと、時間やお金を費やし、常に人の目を気にして生きていかなければいけない。
挙げ句の果てには、人から痛々しく見られる。
おっさんは、白髪でもハゲても、太ってもしわくちゃになっても、ありのままで生きていきたいと思う。