おっさんと休み
大型連休だ。
今の日本はリフレッシュ休暇という言葉があるほど、積極的に休みを取らせる。
おっさんの職場でも休みのノルマがあるくらい休みを取らせられる。
だが、考えて欲しい。
休めば休むほど仕事は溜まるものである。
残業が増えたり、休みの日に出てきて仕事したり。
何をか言わんや。
単なる人事部局の帳面消しではないか。
休み明けのデスクには山積みの資料が放置されていて、仕事上のノルマの先送りにしかならない。
休まなければ良かったと後悔すること数知れず。
根本的に何かがおかしい。
お客様は神様です、の時代以降、業務量は著しく増えていき、改善できない業種はたくさんあるだろう。
要求ばかり多くなり、対応する者が日々疲弊していく。
そのくせ、今の日本は人手不足なのだそうだ。
そうだろう。
ただでさえ、人口減少社会なのに、体力勝負の建設業や介護業界、あるいは農業などに就労する若者は少ないはずである。
ただ、今の時代、サラリーマンも精神的に追い詰められることが多い。公務員しかりである。
何なら、公務員が1番ブラックということも聞く。
おまけに頭でっかちの人口構成の中、高齢者を支えなければならない。
休みばかりでは支えていけないのに、休ませる社会。
働きすぎると過労死や自殺が問題となる。
今の労働者は進むも引くも地獄の中にいる。
人を休ませるよりも、業務の効率化、もっといえば、不要な業務を増やすクレーマー体質の国民性から改善しないと、子や孫の代には、さらなる地獄が待っているのではないか。
結論
今の日本、バカも休み休み言え。
あっ、バカも休みながら言わないといけない。
おっさんは、こんな日本で仕事したくない。