ossan45’s blog

おっさんは一人称です。

おっさんとPTA

おっさんには子どもがいる。

学校に行き出せば必ずPTA問題と直面する。

PTAは任意加入だ。
が、おっさんの学校は有無を言わせず加入となる。

おっさんはPTA活動が嫌いだ。
なんと言っても面倒くさい。
できるなら関わりたくない。
と、思っていた。

そんなおっさんは、PTAの会長も副会長も務めた。

おっさんの学校は選挙で会長も副会長も選ばれる。
選挙といっても立候補者はいない。
保護者の名簿を渡され、適任と思う人の名前を書いて投票する。
よく言えば適任者だが、実態は保護者間の談合だ。

まんまと罠にはまった。

なかなか断ることも出来ず、半ばやけっぱちで引き受けたが、いざ任に着いてみると、PTAは奥が深い。

いろんな会議や研修に参加させてもらったが、今の子ども達を取り巻く問題は大きい。
特に近年、ネットゲームを含めたメディアとの関わり方が問題視されている。

学校や行政に問題があるという風潮がとかく言われているが、問題の根本は、家庭にある。

常にスマホを使っていて、満足に子どもと会話していない親が、驚くほど多い。
そんな中、子どもにメディアと関わるなと言っても説得力ゼロである。

それから今の保護者の問題をもう一つ。

学校で子ども同士のイザコザがあったとき、学校はどういう指導をしているのか、あるいは、うちの子だけ嫌がらせを受けている、という苦情を寄せる親がいる。
子どもは、自分の身を守るために、自分に都合のいい理由をつけて親に話す。

それを間に受けて一方的な意見を言う親がいる。

事の真相は、むしろ正反対だった。
ということがある。

子どもは勿論、保護者の未熟さに触れる機会もあり、子どもとの会話不足からか、子どもの本当の性格を知らない親も多い。

PTAは嫌いだったが、会長をやってみて、色んな情報や知識の幅ができた貴重な経験だったなと思う。

結論、PTAは積極的に参加してもいい団体。

以上。